高血圧の薬 Q & A (1)
2011-03-09 15:23
サザンガーデンクリニック?
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Q. なぜ、高血圧は怖いのでしょうか?
A.血圧とは、からだのすみずみまで血液を流すための‘押し出す力’のことです。
血圧が長時間高い状態が続くということは、血管に長時間その力がかかり続けるということです。
そして、その力に耐えきれなくなり血管が破れたり、動脈硬化を起こしてもろくなったりするのです。
その結果、脳梗塞や脳内出血あるいは心筋梗塞といった病気が起こります。さらに、腎不全などの合併症もあります。
Q. 血圧を下げるにはどうしたらよいのでしょうか?
A.日頃から、肥満、お酒の飲み過ぎ、塩辛いものの食べ過ぎ、ストレスの状態が多いといったことを改善するように心掛がけましょう。
これらを十分に守っても血圧のコントロールができない場合には、薬の服用が必要になります。
ただし、薬を服用するようになってからも、いつも日常生活の改善には努めてください。
Q. 薬は1日に何回服用するのがよいのでしょうか?
A.薬によって、作用の持続時間が違います。
また、血圧は1日のうちでも変動があるのが普通です。
その変動の幅が大きい人も、小さい人もいます。
医師が薬をお渡しする際は、あなたの血圧の変動や薬の作用時間などを考慮して、
血圧が1日中平均してコントロールできるように薬の組み合わせや服用時間を決めています。
したがって、決められた回数で決められた時間帯に服用して下さい。
 Q. 血圧の薬は必ず食後に服用しなければいけないのでしょうか?
A.血圧の薬は必ずしも食後に服用する必要はありません。食後服用となっているのは、単なる服用時刻の目安です。
ただし、薬のなかには、食後に服用した方が効果的で安全なものもありますので、薬剤師にお気軽にお尋ねください。
?たとえば、服薬が「朝、夕食後」となっている場合は、普段の朝食と夕食の時間帯(午前6:00〜8:00と午後5:00〜8:00を目安)に服用しましょう。
?食事時刻の不規則な人は、食後服用にこだわらずに服用時刻を決めて服用しましょう。
また、朝食をとらない習慣の人でも薬だけはその時間帯に服用しましょう。
ただし、空腹時に服用して胃がむかついたりする人は、食後服用にするか、いつもより多めの水で服用すると胃部症状も多少やわらぎます。
Q. 血圧が高い時にだけ薬を服用してもよいのでしょうか?
A.血圧は絶えず変動しています。
血圧のコントロールとは、ある一定の血圧より高くならないようにすることではなく、変動する血圧を平均して下げることです。
それによって動脈硬化などの血管障害を予防しています。
ですから、血圧が高い時にだけ薬を服用するのはよい方法ではありません。むしろ、血圧の変動を大きくするだけです。
*ただし、「上の血圧(収縮期血圧)」が200?Hg以上というような極端に高くなった場合には、
とんぷく用として速効性の薬を服用する場合も、まれにあります。
Q. 血圧が下がったら薬は服用しなくてもよいのでしょうか?
A.血圧が下がったからといって薬をやめてはいけません。
高血圧の原因は、まだよくわかっておらず、薬で原因を取り除くことはできません。
薬の効果で血圧が下がっているだけで、薬をやめれば血圧は元の高い状態に戻ってしまいます。
また、薬を服用したりしなかったりすると、血圧の変動が大きくなり、むしろ動脈硬化を早めたりしますので、継続して服用することが大切です。
ただし血圧の下がる程度によっては、薬の量や種類を少なくすることもできますので、日頃から家庭の血圧計などでご自分の血圧を知り、医師にご相談下さい。
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