12月末よりインフルエンザの罹患者数が徐々に増えてきています。
国立感染症研究所の報告では2011年1月に入り新型(AH1型)が増えてきております。
新型インフルエンザの再流行(第2波)の可能性は充分残されています。
昨シーズンの新型インフルエンザ罹患者は 全人口の2割程度ですみました。
つまり残る8割の皆さんには、今シーズンに新型インフルエンザ感染をうける可能性があります。
当院でも昨年新型インフルエンザに罹患されていない方が多い印象です。
海外では1月現在イギリスでインフルエンザが大流行しており予定手術を延期にして病院ICU施設を確保しているそうです。
2010-2011年度も、新型インフルエンザに対する予防(感染予防、予防接種など)が重要です。
まだインフルエンザの予防接種を受けていらっしゃらない方は早めに予防接種を受けることをお勧めします。
先日インフルエンザ専門家の講演会に参加しましたが、新型インフルエンザに関しては、
昨年度データより日本が世界のなかで最も人口当たりのインフルエンザ死亡者数が少なく、
日本のような皆保険で恵まれた国は早期のインフルエンザ薬(48時間以内)の投薬の重要性を強調されておりました。
また高齢者(65歳以上)の方はインフルエンザ罹患後の2次的な肺炎球菌性肺炎による死亡が多いため、肺炎球菌の予防接種が重要となります。