花粉症を今シーズン初めて発症した方は、まだ抗体の量が少ないので、軽微な症状しか出ず軽く終わることが多いです。
冬の名残で上気道粘膜が弱った時期に、アレルギー素因があり以前から気道粘膜の弱い傾向のあった方が発症していきますので、
花粉症発症1年目か軽いウイルス性上気道炎かの鑑別は難しいものがあります。
微妙なケースでは、正確な診断のために血液検査による抗体測定が有用です。
当院では主にスギ、イネ科花粉、ハウスダスト、アレルゲンへの総抗体量(IgE抗体)と、
必要に応じてヒノキ、キク科花粉、ペット、カビ、食餌性抗原の抗体、細胞性過敏症の指標である血中好酸球数などを測定しています。
検査を希望される方は診察時ないしは受付でお伝え下さい。