花粉が飛ぶ時期
2011-03-09 16:12
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花粉が飛ぶ時期、すなわち花粉症の症状が出る時期はその花粉の開花時期によりことなります。
スギは一般的に関東地方では2月上旬から飛びはじめ4月頃まで飛びます。
例年1月初旬から中旬にスギ花粉の初観測日を、2月初旬に持続的に飛散し始める飛散開始日を迎えます。
2月から3月中に2〜5回程、大量に飛散する日があります。その後、4月上〜中旬に終息します。
雨上がりの後や暖かい風の強い日には大量に飛ぶ傾向がありますので、テレビの花粉情報などにご注意下さい。
飛散の後半期には粘膜への慢性的な刺激のため、
初期の目のかゆみ、くしゃみ、鼻水だけでなく、目の充血や鼻詰まり、のどのかゆみや痛み、咳、熱感など、風邪引きと同じような症状が起こってきます。
スギ花粉は昼に舞って午後に落ちてくる傾向があります。また、反応の強い方は、鼻や目・のどだけでなく顔の皮膚も反応してきます。
飛散の多い日は午後の外出を控えたり、帰宅時に玄関先で衣類のホコリを掃ったり顔や目を水で洗い流す、早めに入浴する、
などで花粉に晒されないよう心がけてみて下さい。特にシーズン後半期は個々人の症状に合わせたきめ細やかな治療が求められます。
ヒノキはスギとの共通性抗原を有し、スギ花粉症に長年かかっている方の半数近くはヒノキの花粉症を持つとも言われます。
そのような方は、5月の連休明けまで症状が続く可能性があります。
イネ科の雑草の花粉症シーズンは3月下旬から11月中旬までの長期に渡り、梅雨と7月後半の時期を除き見られます。
最も目立つ時期は5月の連休明けから梅雨入りにかけてのカモガヤです。
イネ科の花粉症は、複数の植物に反応し長期間反応する人も多いです。
ブタクサ、ヨモギなどのキク科の花粉症は9月中旬〜10月中旬に見られます。
雑草の花粉は上空から落ちてくるスギと異なり近づかなければ曝露しませんが、
シーズンに公園や土手、草むらに近づけば、急性に強い反応が出ます。
スギ花粉は前の年の7月8月の日射量が多い時や最高気温が高い時に多く飛ぶといわれています。
ヒノキはスギより約1ヶ月おくれて3月頃より飛びはじめて、5月頃まで飛びます。
最近はヒノキの患者さんが増えています。
その他カモガヤは5月から7月、ブタクサは8月から10月のあいだ飛びます。
こうした花粉の飛ぶ時期を知っておくことは早めの予防対策をするうえで重要なことです。
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